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梁川星巌(1789 寛政元年 〜 1858 安政5年)
張紅蘭女史 : 梁川星巌翁
本名稲津長澄、幼名善之丞。家督を弟に譲り名を卯、字を伯兎と改め、のち更に名を孟緯、字を公図と改めた。若き日の通称は新十郎、はじめ詩禅と号し、のち星巌と改める。
著書
初期の編著書(柴山老山との共編)
第一刊行詩集『西征詩 星巌乙集』 文政11年版,文政12年版(1月刷,4月刷,5月刷)
第二刊行詩集『星巌絶句刪 (星巌丙集・丁集)』 天保6年2月私刊。 天保11年4月『星巌絶句』の名で乾坤2冊ものとして公刊(「村上文庫」刈谷市中央図書館蔵)
第三刊行詩集『星巌集』
天保12年初版の陣容 全9冊
甲集(1冊): 1蠡海集, 2梨花村草舎集 乙集(2冊): 1-2西征集/3-4西征集 丙集(3冊): 1梨花邨草舎支集, 2亰甸集, 3帰省集/4問津集, 5亰甸支集, 6螽湖客漁集, 7竹兜集/8-9夷白盦集, 10余燼集 丁集(2冊): 1-4玉池生集/5玉池生集, 閏集: 1蓮塘集, [(目次のみ未刊)2花影庵詞, 3玉雨山房詞] 『紅蘭小集』(1冊+奥付): 1-2芙蓉鏡閣集安政3年以降の版の陣容(天保12年版を称するもの多数あり) 全12冊
甲集(1冊): 1蠡海集, 2梨花村草舎集 乙集(2冊): 1-2西征集/3-4西征集 丙集(3冊): 1梨花邨草舎支集, 2亰甸集, 3帰省集/4問津集, 5亰甸支集, 6螽湖客漁集, 7竹兜集/8-9夷白盦集, 10余燼集 丁集(2冊): 1-4玉池生集/5玉池生集, 閏集: 1蓮塘集, [(目次のみ未刊)2花影庵詞, 3玉雨山房詞] 玉池唫社詩(3冊+奥付): 戊集: 1玉池生続集, 2浪淘集, 3-4玉池生後集/玉池唫社詩: 1-2(門人アンソロジー)/玉池唫社詩: 3-4(同) 『紅蘭小集』(1冊+奥付): 1-2芙蓉鏡閣集生前に企図された最後の詞華集『近世名家詩鈔』 安政5年初版 / 万延2年後版
第四刊行詩集『星巌先生遺稿』 文久3年 9巻4冊
第五刊行詩集『籲天集』 明治元年刊 1冊
第六刊行詩集『春雷余響』 明治26年刊 5冊
(未刻草稿) 自警編(一巻)、香厳集(四巻?)、三涵集(関西大学中村幸彦文庫に見える稿本か。)
(未刻草稿 散逸)中倫堂集(十巻。『三野風雅』にみえる書目)、花影庵詞及玉雨山房詞(填詞)、農圃談余(二冊)、贅疣集
真跡と写し
その1(雪梅 紅蘭合作) その2(夜桜 写し) その3(方竹杖を得る) その4(月色虫声) その5(舟中紀事 写し)
その6(秋夕琴を聴く 伊藤信箱書) その7(養老瀑布) その8(遠州路上 関市千疋中村家蔵) その9(不驚寵辱與栄枯) その10(玉焦石燦 全集未収録
その11(全集未収録) その12(自警録) その13(竹窓聴風)
読書ノート 伊藤信著『梁川星巌翁 : 附紅蘭女史』