Back(2004.12.20up / 2014.01.14update)
梁川紅蘭画・星巌画賛 掛軸 写し?(2004年12月購入)
生涯只此丘壑 咸格自超古今 巣許夷齊一輩 冰霜雪月同心 星巌真逸
生涯ただこの丘壑、 みな格は自ら古今を超ゆ。 巣許、夷齊も一つ輩なれば、 冰霜、雪月も心を同じうす。
丘壑:隠者のふるさとの謂。 巣許:巣父と許由。 夷齊:伯夷と叔斉。
『星巌集 丙集』巻十「余燼集」9丁
『梁川星巌全集』第一巻 687p:所載
埋尽林巒影二空 仍聞簌々響枯葉 也知帰鶴迷棲処 一唳声寒絶澗風 紅蘭張氏併題
林巒を埋め尽くして、影二つながら空し。 しきりに聞く簌々枯葉に響くを。 また知る帰鶴の棲処に迷へるを。一唳、声寒し絶澗の風。
【参考】 埋尽林巒影亦空 仍聞簌々響枯叢 也知帰鶴迷棲処 一唳声寒絶澗風 (『紅蘭小集』採録)
『紅蘭小集』巻一 10丁
『梁川星巌全集』第四巻 48p:所載
落款に自信ありません。 最初の買ひ物はそんなものであります。
梁川星巌記念館(大垣市曽根町1-772)