後藤松陰　手跡その14　掛軸　(2021年10月入手)



萬仞珍瓏烏雪聳
来涵瀲灘鵝湖清
漁翁應有羽化想
舟在當山巖上行

題諏訪湖圖近製　松陰主人機

萬仞の珍瓏、烏雪聳え
瀲灘に来り涵りて、鵝湖※清し
漁翁、應に羽化の想ひ有るべく
舟あれば山に當りて巖上を行く

諏訪湖の図に題す　松陰主人機


※珍瓏：囲碁のこと。山を黒白碁石に喩ふ。
※鵝湖：朱子と陸象山が討論した名勝

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