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服部擔風 (1867慶応3年11月16日 〜 1964昭和39年5月27日)

愛知県弥富町に生まる。名は轍、字は子雲。幼名粂之丞。明治・大正・昭和の歴史を生きた漢詩人の大家。日本芸術院賞、勲四等瑞宝章受賞。
遺墨(2012.01月購入)



軸画像


玉樹誰憐陳後主。
谷音我唁宋逸民。
傷心掩巻興亡派。
終古若聞歌笑新。

擔風老人

玉樹、誰か憐まん、陳の後主。
「谷音」我唁(とむら)ふ、宋の逸民を。
傷心、巻を
掩ふ、興亡の派。
終古、聞くが
若し、歌笑の新たなるを。
擔風老人

王家といって誰が憐むだらう、暗君であった陳の後主を。
『谷音』に収められた宋の逸民の詩を、私は弔って読むのだ。
傷心して、巻を掩ふ、興亡した派の数々を。
永遠に聞くやうだ、時の歌笑の新しく起こるのを。


  




九十二歳 (『梁川星巌全集』第五巻より)  

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