も どる
2003年7月 日録掲示板 過去ログ


「愛哉 かわいーでかん」 投稿者:やす  投稿日: 7月31日(木)16時21分07秒

今日は夏休をとって新岐阜の古書展にいってきました。がしかし出物はなし。
却ってお昼休みにりょくと様から携帯で連絡頂いた“田村書店店頭廉価台情報”の方がよいものでした。

さて、あきつ書店から送られてきた殿岡辰雄の稀覯詩集「愛哉“はしきやし”と読ませるつもりらしい。」は、
函カバー付美本でしたが、これも函より帙付が上物のやうで、さきの「飛騨」の白樺皮装といひ、この詩集といひ、150部、94部と小部数ながら
むしろ小部数なればこそ、異装には注意しなくてはならないものであることを改めて実感。

------------------------------------------------------------------------
拝復(中村一仁さま) 投稿者:やす  投稿日: 7月29日(火)21時02分37秒

拝復
 「昧爽」創刊準備号、本日忝く落手致しました。巻頭の二宮さんの論文(「堀辰雄没後五十年に想ふ」)が、堀辰雄と保田與重郎といふ珍しい接点をみつめた ものなら、プロローグと題された中村さんの論文(「浅野晃ノート」)も、双眼鏡で“浅野晃”といふ南アルプスやうな懐の深い山容を一覧する趣きあり、人々 が分け入ることの殆どなかったこの詩人のカオスの林床に、廃道を確かめつつ新しい登山道をつけてゆく(やうなものになるであらう)地道な作業は、今後の展 開次第できっと方々から注目されることになると存じます。私は詩と晩年の対談述懐ものしか読んでゐないので、勉強させて頂くばかりです。実は以前にも、 HP上でどなたからか質問を受けたことがあり、おぼろげな著作目録さへ作られてゐないことに驚いたことがあります。その上保田與重郎との比較といふことに なるとそら恐ろしい文献の山と格闘することになるのかもしれませんね。しかしながら、“責務”も“カオス”も、政治的に解釈するよか、できれば詩の根元に 横たはる浪曼派の運動原理として探求できれば、そして書き手と対象のおおらかな人柄がふたつながら伝はってくるやうな、読んでゐて楽しい論文になることを 庶幾してをります。
 この度はありがたうございました。同人の皆様にもよろしくお伝へくださいませ。不一

同人誌「昧爽」創刊準備号 平成15年6月 中村一仁・山本直人共同編集

「堀辰雄没後五十年に想ふ」二宮佳景
「浅野晃ノート」中村一仁
「昭和銀幕巨星列伝」八坂廉次郎
書評「ある批評家の肖像 平野謙の<戦中・戦後>」中村一仁
編集後記

問合せ先 340-0011 埼玉県草加市栄町3-1-31-406(中村一仁氏)
 

別件
本日くじらさんで「藤城と秋水」(市原三三著/昭和44年/美濃市教育委員会/180p非売)を購入。いい加減“色惚け”てないで江戸漢詩に立ち返らない といけないのですが…。
------------------------------------------------------------------------
御礼 投稿者:やす  投稿日: 7月25日(金)22時39分42秒

本日、「稀覯本の世界」掲示板にて行はれたビンゴ大会における特別賞、「なぞのナフタリン本」を、人魚の嘆き様から、語気鍛隊本部を通して忝くもお 贈り頂きました。
なんと、アルス版「転身の頌」函付美本です。

再び「黒衣聖母」の函を売らなきゃよかったなァと、悔やんでゐるところ、です。折角“おそろ”で並べられたのにね。さうして澎城さま始め、日夏耿之 介に御執心の皆様方には“遺恨の一品”をまた頂いてしまひました(笑)。

人魚の嘆き様にはこちらにても厚く御礼申し上げます。
大正6年の初版本ともども、不日半世紀の後には、(ナフタリンの匂ひが消えることはあれど)同封のお手紙や帙への識語とともに、“曰く由来”を付されて、 再び心ある愛書家の書棚の一等席に仲良く鎮座ましましてゐることでせう。しかしながらそれまでは、不肖わたくしが責任を持ち、全幅の愛情を注いで末永く “頬にすりすり”させて頂くことに致します。この度はまことにありがたうございました。

------------------------------------------------------------------------
やられた。 投稿者:やす  投稿日: 7月25日(金)17時19分13秒

新村堂書店から本日届いた詩集「飛騨」(山前實治著)。表紙が白樺の皮ぢゃない!ただの並製本。こんな筈ではなかったけれど(ためいき)、目録には 何も謳ってないから仕方が無いやね。しかしさうだとすると、あらためて…高いなぁ(泣)。もう腹が立ったので、あきつ書店で「愛哉」(殿岡辰雄著)も買っ ちゃった(なんや、それ)。

------------------------------------------------------------------------
「新村堂書店古書目録」No.70 投稿者:やす  投稿日: 7月23日(水)13時34分54秒

竹本さま
「大正七年に起こる地殻変動」といふのは詩話会結成のことでせうか。
さらなる御健筆をお祈り申し上げます。

さて本日はなんといっても「新村堂書店古書目録」No.70が到着!
昨日届いてゐた模様にて「火の菫」(\20.000!)は逃しましたが(Salonの誰ぞがgetしたのならよし。 笑)、探索書目筆頭株だった"倉木麻衣のおぢいちゃん"の処女詩集をめでたく入手することができました。これは感激です。さて高価な目録から目残しを拾ふ なれば、
No.3948 「石の頬」カバー 澤木隆子 \8.000
No.4010 「海岸線」カバー 乾直恵 \2.500
といったところ。写真版では「忘魚の歌」(村次郎,昭和22年,限定50部)の初版書影がなにより眼福です。しかしこの「草飼稔宛て署名本」が現れたの は、草飼稔ホームページが(休止中)になっちゃったのと何か関係があるのでせうかね。

http://libwww.gijodai.ac.jp/cogito/library/ku/kusakaiminoru.htm
------------------------------------------------------------------------
どうもお忙しい中失礼しました。 投稿者:竹本 寛秋  投稿日: 7月23日(水)03時55分53秒

しばらく「口語詩問題」に没頭していたのですが、口語詩に関してはあと大正七年に起こる
地殻変動をのぞいて一段落、という気分でいます。
そのあとは課題も多いのですが、文学史のレトリック、日記、書簡、のジャンル制定と規定、音数律をめぐる歴史的考察、昭和初期におおく出版される『現代詩 研究』をはじめとする『詩』関連刊行本、それと教育との結びつきなど、気の遠くなるほど課題が山積しています。何年で博士を卒業できるのでしょうか(笑

http://takemoto.picot.ne.jp/

------------------------------------------------------------------------
もうやめたのではないのですか、隊長 投稿者:ゴキ隊員T  投稿日: 7月22日(火)01時39分56秒

オカモト シンジロウ【岡本信二郎】『岡本信二郎集』1943/土迦會(横浜)/357p/19cm

オカモト シンジロウ【岡本信二郎】『岡本信二郎集 一(詩篇)』1943/土迦會(横浜)/357p/18.1cm並製非賣
------------------------------------------------------------------------
"空隙"としての「口語詩」 投稿者:やす  投稿日: 7月21日(月)22時11分28秒

 北海道の竹本寛秋様より「国語国文研究」紀要抜刷「"空隙"としての「口語詩」」前後編を頂きました。以前に頂いてゐる各諸氏の論文ともにこのと ころずーとBook Reviewどころではなく、詳しく触れられないことを申し訳なく存じます。
 口語詩の発生が自然主義とは別文脈からも捉へられること。死語技巧を弄する反時代的産物として口語詩の反措定として評価されてゐる明治象徴詩が、当初は 日本語拡張の可能性として好意的に迎へられてゐたこと。口語詩の将来像に対する各種の展望。そして「詩の用語は口語たるべし(略)絶対的に現在吾人の用ふ る口語である」(相馬御風)などといふ、論旨と矛盾してる言説がまかり通ってゐたといふのは、まさに口語詩が概念として実作に先んじて求められた事情を物 語ってゐるといふ訳なのでせうか…。口語詩誕生当時の言説に就きっきりの本論文には、もっともっといろんなことが書かれてゐるのですが、気になるところに 線を引きつつ、未だタイトルの「空隙」の謂について思ひ至らず、最後までも読み通してゐない有様であります(汗)。竹本さんの哲学的論旨と手腕にはいつも ながら尊敬を覚えることながら、とにかく今印象記を書いておかないといつ書けるやも知れぬと思ひ、本日オープンキャンパスの出勤日に読み散らした感想をあ たふたと認めさせて頂きました次第であります。
ありがたうございました。

------------------------------------------------------------------------
連絡事項 投稿者:やす  投稿日: 7月19日(土)20時17分07秒

波江究一さま

さきにも一度お願ひを申し上げましたが、
「字数歌」に関するコミュニケーション無用の書込みに対しましては御遠慮頂けます様、
以後、当掲示板管理者の権限により削除させて頂きますのでよろしく御了解下さいませ。
------------------------------------------------------------------------
周遊 ??? 日韓韓日訳 投稿者:波江究一  投稿日: 7月19日(土)19時18分57秒

      ???

      ?? ?? ??? ??? ??? ?? ???? ???.
      ???? ???? ??
      ??? ??? ???? ?? ??? ??? ??.
      ?? , ???? ???? ??, ?? ??? ?? ???.
      ??? ?? ??? ????, ???? ?????, ??? ??? ??? ???.

絶義塔の周りは季節の花たちが咲いて引き立っていた.
緩く起伏する丘道理の間を私どもは合唱しながら行進して行った.
途中 , 私どもは陽気に笑って, お互いに楽しいように叫んだ.
そしてやっと到着した港で, 流星雨を眺めながら, 心を洗われる気がした.
 

周遊
塔の巡りに花咲いて
うねる丘辺や甘き声
笑い燃え揺れとろけ居ぬ
星落ち澄む身寄せん津ぞ

たふのめくりにはなさいてうねるをかへやあまきこゑ
わらひもえゆれとろけゐぬほしおちすむみよせんつそ
------------------------------------------------------------------------
久々登場 投稿者:ゴキ隊長  投稿日: 7月17日(木)23時36分11秒

オダカネ ジロウ【小高根二郎】『浜木綿の歌(小説)』1943/小學館/285p/19cm

オダカネ ジロウ【小高根二郎】『濱木綿の歌(小説)』1943/小學館/285p/18.6cm上製函/\2.00

------------------------------------------------------------------------
(無題) 投稿者:やす  投稿日: 7月14日(月)22時40分39秒

JIN隊長どの

本日「詩魔」並び「上州詩人」落手致しました。本当にありがたうございます。実は地元の詩集を集めてをりながら、「詩魔」を手にしたのは今回初めて です。大きなしっかりした紙を使った贅沢な雑誌ですね。吃驚しました。「とりいそぎ、だけ」とメモにありましたけれども、どうかこの上のお気遣ひは無きや う御願ひ申し上げます。みなさんによくして頂いて心苦しいです。

------------------------------------------------------------------------
桜並木 投稿者:波江究一  投稿日: 7月14日(月)20時34分11秒

又この場所で逢へると
桜並木も笑むや
別れ色添ふ位置に
常得ぬ夢を追ひ
売り干す世間

またこのはしよてあへるとさくらなみきもゑむやわかれいろそふゐちに
つねえぬあすをおひうりほすせけん

有線で相変はらず流れ続けて居る曲の文句を借りて創作。

Are the cherry trees smiling
Promised that we will meet again on this place
Where we set our farewell party sending by their blossom?
Shall we explore each inordinal dream then?
Or being disillused to resign any hope in this world?
--------------------------------------------------------------------------------
 鳥羽茂の遺品 投稿者:やす  投稿日: 7月13日(日)20時39分25秒

昭和初期のモダニズム稀覯本出版社「ボン書店」の社主、鳥羽茂(馨)の遺品(日記、アルバム、原稿、書簡等)が、「Salon De 書痴」主催でオークションにかけられることになりました。これはただごとではないですね。とにかく、落札価格をもとに再び古書目録にとんでもない価格で載 せられるのが心外、との御遺族の気持が反映されたオークションになりさうです。内堀さんも、今度ばかりは売るためでなく、純粋に執筆資料収集のために名乗 りを挙げられたらと存じます。虎穴に入らずンば・ですよ(笑)!
http://8504.teacup.com/mon_caprice/bbs

--------------------------------------------------------------------------------
なかなか元気になれないですね。 投稿者:やす  投稿日: 7月 9日(水)21時44分41秒

本日あきつ書店から注文書到着、楽しみにしてゐた「エスタの町」は目録に記載のあった背が壊れてゐる他にも、墨による書きこみが裏表の全面にあって ガックリ。
しかし乾直恵の奥さんの詩集はまぁ、安かったし(「海の訃」)、未見の御当地無名詩集も2冊、きれいな状態で手に入ったんで、まぁ、よしとしなくてはなら んな、と。

fuuさま、神林様@立原道造記念館
返却本たしかに本日到着致しました。そして同封下さった軽井沢高原文庫製作の深沢紅子「堀辰雄詩集挿画絵葉書」。これいいですね?。こんなの使へません ねぇ(笑)。本当にどうもありがたうございました。これみて本日の憂さがほんのほんの少し飛びましてございます。

--------------------------------------------------------------------------------
元気になろうよ。 投稿者:fuu  投稿日: 7月 8日(火)00時25分55秒

やすさま

先程、軽井沢から戻ってきました。
築30年を機にあちこち手を入れましたら、お客さまをよべるようになりました。
日程が決まりましたら、おはやめにお知らせください。
私も3日間居ただけですが、少し元気を取り戻すことができました。
ぜひ、静養にいらっしゃいませ。

あきつの件
「軽井沢風景 堀辰雄詩集より」(挿画13種組)の原寸判は絶版で売ってはいませんが、
葉書判はありますので、拝借した本と一緒に送るよう手配いたしました。
本が読めなくても、涼やかな絵ならリフレッシュできるでしょうから・・・ね。

--------------------------------------------------------------------------------
あきつ書店目録2 投稿者:やす  投稿日: 7月 7日(月)23時30分10秒

fuuさま

先達て天保銭さまから頂いた「盛岡ノート」なんかもすごい値段ですね。
936「軽井沢風景 堀辰雄詩集より」なんてのは、未見ですけどもしかしたらまだ高原文庫に定価で売ってゐるんぢゃないかしらん(笑)。

さて、未見で興味はあっても、ぼくも馬鹿馬鹿しくって見送ったのは、

3382「農場」渡邊修三 \150000(「エスタの町」はたうとう購入。)
3441「白山同人詩集」 \38000
3499「発足」半谷三郎 \58000
3885「哨吶ちゃるめら」高木喜代治\48000(高木斐瑳雄の弟です)
4154「礫」牧章造 \14000
4629「愛哉はしけやし」殿岡辰雄 \18000(これ買はないとこみるとcogitoそうとうへばってます。)
もちろん「東海詩集3」なんて…買はんですよ、もう(笑)。

もう、かうやって手の内を白状しちゃふ時点で今後の入手を放棄してるやうなものですから、
これ読んでる古本屋さん、そこんとこ弁へて、次みつけたらまた私が買へさうで買へないぎりぎりの値段つけていぢめて下さいね(ショボン)。

JIN隊長、この目録はどうだったでせうか。これもなっかなか手強いですよね。
 

追伸
とにかく今回の目録はラインナップも値段もすごいですが、あと、"目残し"かどうかわからないけれど、「霧の山稜」の初版2種が手ごろな値段で出てゐまし たので申し添へてをきます。
最近精神状態がぐちゃぐちゃで本が読めなくなったとはいへ、朝の小一時、語気鍛隊隊長殿から頂いたこの本を一節づつ読むのが愉しくってありません。
彼のポエジーに親近感を覚えるも、しかし良く考へたら半世紀以上前、開戦の年に刊行された本なんですよねぇ。

--------------------------------------------------------------------------------
Re > やす様 投稿者:JIN  投稿日: 7月 7日(月)19時43分11秒

やす様

コンバンワ。一点訂正。「上御得意」→「カモ」ですね。
ここ最近かなり狙われております。ホントニ。
でもやっぱり買ってしまいました。ありがたいことです。
それだけのモノを毎回確実に出してくる点は尊敬してます。

--------------------------------------------------------------------------------
(無題) 投稿者:fuu  投稿日: 7月 7日(月)13時54分01秒

やすさま

あきつ書店の目録を、立原関係に絞ってですが・・・私も見ました。
それにしても、値付が高いですねえ。
欲しいものもあったのですが、検討した結果、見送ることにしました。
そう決めた後でも、まだ、悩んではいるのです。
某所の管理人さま、はやく戻ってこないかなあ・・・聞きたいこと一杯あるのに・・・。

--------------------------------------------------------------------------------
あきつ書店目録 投稿者:やす  投稿日: 7月 7日(月)13時26分06秒

あきつ書店(03-3294-8175)より「近代文學古書目録」到着。いよいよ“昭和期文学?”としての今号は、
詩人詩集満載であります。

早速注文したものは措いて、買はなかったもののなかから、お勧め品を少々リストアップしようと思ったんですが、この本屋さんに限って目残しなんて殆 どない、と思ひきや、
ありました。
3548「春への招待」\9800

--------------------------------------------------------------------------------
国語韻文の数理 投稿者:波江究一    投稿日: 7月 6日(日)15時43分10秒

和歌31音 俳句17音 いろは47音とは一体いかなる性質の数なのかとつれづれに逆数を求めて
みたことがあります。

17  0.058823529411764  16桁
17の3乗数の各桁の和に等しい。4913
定規とコンパスのみで正多角形を作図可能

31  0.032258064516129   15桁

0.03225*2=64516
0.03225*4=129032
0.03225*5=161290
0.03225*7=225806  
0.03225*8=258064
自己再現癖のある数値と見えます。自家撞着に陥り易い和歌の性質そのままあらはれて居る観あり

032+258+064+516+129=999

47  0.0212765978725531914893617  26桁

「数の事典」Dウェルズ著 東京書籍よりの引用を含む
1から50までの数中、2桁以上の循環節を保つのは、正しくこの3種のみでした。
整数を鐘とすれば、逆数は1といふ撞木を媒介にして得られる鐘の余響と解し得ます。
余韻余情に陶酔し、行間に汲むをこととする形式に、古来幾多の才能をして研鑽倦むなからしめた淵因はたとへばかうしたと ころにあつたのでせう。100まで求めてもこれらより長い循環節を含む
数は1種のみです。しかし、それは1とその数自身以外に約数を保たぬ素数である為に、ともすれば身内の間だけで解り合ふ 鎖された形式になつて居る嫌ひがあります。
ところで私の用ゐる48音字数歌の48とは、1から50までの数中最も約数に富む数であり、和歌俳句の音数の和でもあり ます。つまり上記3種の韻文の特質をすべて兼ねそなへた上で、外部にむけて、即ち国際社会に日本語とその文化の本質価値を誤解の余地無く知らしめる不可欠 の一となりはすまいかと、懲りずに各方面にその効用の程伝へ続けて居るわけです
--------------------------------------------------------------------------------
明治古典会目録 投稿者:やす  投稿日: 7月 4日(金)21時57分21秒

>JIN隊長@mail

お心遣ひありがたうございます。「詩魔」は手にとって見たことがないので嬉しいです。
しかし、かの古書店から直々事前に電話をもらへるなんてもう立派な“上御得意様”ですねー。

ぼくも鯨さんからは地元詩集でちょくちょくお世話になってゐるんですが、
なんせ最近は、からきし強欲の気持がなくなっちゃった(これコレクターの必須条件)。
とはいふものの、本日も明治古典会目録頂いたんですが、「春と修羅」10万円なら物欲なくなっても、ほしいですね(笑)。どこまで高くなるのかな。

--------------------------------------------------------------------------------
五十音図の風景 三山七川 投稿者:波江究一  投稿日: 7月 3日(木)19時26分01秒

五十音図とは使用音標の報告羅列ではなく、方程式なのだといふことをまづ国民全体が認識すべきでせう。a{(b+ c)(d+e)}の基本式にkstnhmyrw逐次掛け合はせた連立方程式です。
又これはアヤワといふ母音半母音行で構成する三山から、カサタナハマラといふ七本の河川が流れ下る図とも解釈出来ます。 この環境に開けた里が日本文明といふ物です。五十音図を立体図にすれば三山七川になり、三山七川を展開図にすれば、即ち是五十音図といふ訳です。美術上の 造型に類似の物を求めれば、光背に化佛七体を鏤めた法隆寺の釈迦三尊といふ辺でせうか。
 われ山に向かひて目を上ぐ
 わが救ひはいづくより来るや 旧約詩編
云々。山重畳たる間より幾筋もの川流れ下るはわが国の到るところで見なれた風景です。上御一
人から下万民に到るまで国語の成り立ちを知りたいと思はばまづ心しづかにさうした風景を眺め
て頂きたいものです。
--------------------------------------------------------------------------------
(無題) 投稿者:やす  投稿日: 7月 1日(火)22時02分02秒

JIN隊長、こんばんは。
音楽に忙殺されてる割には収集なかなか捗ってゐますねー(笑)。
「日本詩人」の復刻は大学図書館にあるのですが、そんなに安かったのですか。
後半期の「日本詩人」は、雑多な新人詩人がザハザハしてて面白いですね。

私とは言へば昨日、乾直恵「花卉」のパラフィン付を、游古洞さんから破格値で譲って頂きました。
届いたのが美本だったんで吃驚。この詩集は「原パラ」にタイトルが印刷されてゐる代物ですが、
年月を経てパラフィンが縮んだのか、本体が窮屈さうなので「要取扱注意」物件です。
で、以前所有してゐたパラ欠詩集には、お手製の復刻外装を付けてたんですが、
本物を見たことも無かったのに、見当をつけてグラシン紙に扉文字をコピーして作ったものが、
ワリカシいい線いってたことが判ったんで、これまた吃驚(といふか嬉しかった)。

しかし御指摘の「謎の安寿書房」、「黄眠コレクション」一括も「木水彌三郎」一括も、処女詩集抜きで“あの値段”なんですね。
ぼくも正直、ゼロを一個付け間違へてるのかと思ひました。

--------------------------------------------------------------------------------
(無題) 投稿者:JIN  投稿日: 7月 1日(火)17時18分34秒

おひさしぶりです。唐突ですが、↓これどう思います?
http://www.easyseek.net/item/5247303/
このお店の他の出品も「売る気あるの?」って値段なんですよねぇ。
以上、下らない書き込みですみませんでした。