(2008.04.19up /2022.06.29update)
Back
にしざき すすむ【西崎晋】『Chanson sansparoles』1938
扉 献辞
ヘラクレイスの湯
序歌
自分のことのやうに疲れて
おれはアイヂプトスにゐた方が良かつた 1 2
乾いた樋もある揺れる目も見えたな
CHANSON SANS PAROLES
バルコンに背をむけて
招ばれて花の日にかへる
神かけて
森の緑の楽器の緑の音楽は
開きの充填
あなたの手紙にかけてあつた
重いアタマに油を雨に調味料は
アトランチカの椅子でねた振り
形に於て樹にちかく
柘榴の森といふ象徴 1 2
森や海にゐたことについては
董の大尉に言へるなら
生誕
頌
AU DELA DU
L’ECUME INCONNUE
美しい季節
HORATIOSOLILOQUY
バリイ島以前の癖
アドニス祭
希望に燃え上る共謀 1 2
アドニス祭
ロゼツテイ風の村
乾いた時 1 2
腹部疾患に於けるデイアン・カレエの用途方 1 2 3
スタニスラフスキイ聖典 1 2
(白紙)
目次 1 2
奥付
「新領土」昭和12年12月 「西崎晋備忘」宗 孝彦 1 2 編集後記 上田 保
「新領土」昭和13年 2月 「西崎晋詩
抄」
「新領土」昭和13年 2月 「西崎のプロフィール」
饒正太郎
「新領土」昭和13年 2月 「西崎晋逝去のこと」 酒井正平 1 2
「新領土」昭和13年 5月 「西崎晋遺稿詩集」 近藤 東
「新領土」昭和13年 9月 「ポアンの
里の人々 a」 酒井正平
「新領土」昭和13年10月 「ポアンの里の人々 b」
酒井正平
「新領土」昭和13年11月 「ポアンの里の人々 c」
酒井正平
メモ:サイズ、見返しや本文の用紙、扉や本文の組み方までほぼ江間章子の詩集『春への招待』と同じである。 (ただし印刷所は異なる)。
また彼が書いたといふ、雑誌掲載の小説に、田中克己と思しき人物が登場してゐる由ですが、さてそれがどんなもの
であるのか不詳です。
情報をお待ち申し上げてをります。
(田中克己日記『夜光雲』昭和十三年のページより) 十月二十三日(日)
午後、酒井正平に新宿に会ふ。故西崎晋氏、「星座」に僕のことを書いた小説のせてゐた由。