2004/05/10 up
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なかむらけいきち【中村惠吉】『蒼白い追憶』1923
詩集 『蒼白い追憶』
中村惠吉 第一詩集
大正12年月4日15 郁文堂 刊
18.8cm×13.0cm 125p 上製箱入 \1.50
田中自助装幀
自序
目次
蒼白い追憶
孤寂
青き郷愁の舟
青春
静寂の恋人
永遠にさやうなら
揺籃の中に眠らう
少女と丘に遊びて
夕顔匂ふ窓の少女
病める夜の賦
病室の幻想
ひるの月
秋の丘
かたこひ
月照る十月の夜の歌
恋知らぬ少女の窓に来て
夜霧
母のない妹に与へる
母の夢を追ふ所
五月の宵闇
恋の秘密
別れ間際
唇
恍惚
少女の憧れ
愛欲
葡萄の果
金木犀
不思議な花
くちなし
野原の石
郊外のレストラン
春雨の夜
流と風と青い帽子
とある駅の十分間
旅は終る
朝まだ眠れる友に
コメント: 中村惠吉は名古屋の詩人。刊行当時、中区御器所(ごきそ)町に在住。ほかに東海詩集第一輯に詩篇を載せ、第三輯住所録には東区千種町の住所のみを記録。