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いちのへ けんぞう【一戸謙三】(1899〜1979)
来翰集
高木恭造 一戸謙三宛書簡 『瀋陽からの手紙 : 父・恭造から一戸謙三へ』 高木淳 著
百田宗治 一戸謙三宛書簡
【昭和5年12月23日 午后0-4時 中野局消印】3銭切手貼付け封書 原稿用紙1枚
東京市外 中野[桃園]三、三四二 今日の詩編緝所 百田宗治
青森県弘前市山道町 一戸玲太郎様
只今御手紙拝見しました。よく存じて居ります。
お作も拝見しました。二三日中に第2冊とアンデパンダン
の規定[案]御届けしますから、色々の点で御助力に預り
まして■幸甚に存じます。
福士君ところへ行きました由、昨日室生君に逢ひまして
色々案じてゐました。僕のところへも手紙かくやう、福士
君に御伝へ下さいませんか。
御手紙頂いて大変なつかしく思ひました。そちらの事で
一[層]の力引添へ下さるよう偏へにお願ひ申します。
いづれゆつくり手紙さし上げます。急いでこれだけ。
百田宗治
一戸玲太郎様
(こんな紙で失敬ですが)