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詩之家年刊詩集

『詩之家年刊詩集』

一九三二年春季版

昭和7年4月5日 詩之家出版部発行

並製 18.4×12.9cm 249,11p 1円

限定刊行部数不明


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扉

序言
序言

p4

p5

p6

p7

有馬 潤     

荒木磨沙二     

海老名禮太     

藤田三郎   

藤原 敏     

古川賢一郎     

濱田照子     

英 美子   

平埜甲策     

方等深雪     

橋本貞治   

伊波南哲   

岩間 純   

磯川彌壽雄     

門脇英鎮     

兼松信夫     

川村禽梧(河村欽吾)   

川島利雄   

菊池 亮     

木村杜英     

桑原正二     

倉橋鎮夫     

久保田彦保     

近藤 武   

近藤壬子男     

中井金伍     

長野晶水   

永田克己   

永井克己   

能美千秋   

能村初之   

丸山泰司   

町田トシ子     

三ツ村滋恭   

松村峯夫   

水町百窓     

大庭郁二     

大畑 實     

太田利夫     

佐藤惣之助     

櫻井晴介     

芝原ひでつぐ   

清水房之丞   

杉浦杜夫     

鈴木清一     

竹中久七            

高橋玄一郎 

高木真弓   

竹山正雄   

高柳奈美子   

津嘉山一穂   

鵜澤 覺     

夢野艸一     

潮田武雄   

上野 浩 

内田青眉   

山下豊次郎   

山下與志雄   

山本槐太     

吉村比呂詩   

横山貞治     

詩之家記録(大正14年7月-昭和7年1月) 

p133

p134

p135

p136

p137

p138

p139

奥付


コメント: 大正時代の公器的詩人団体であった詩話会が解体した昭和初年期、各地方では同人誌の乱立時代に入ったが、 中央では旧詩話会のメンバーが各々主宰者となって雑誌を創刊する動きがあった。なかでも百田宗治主宰「椎の木」とならんで詩壇を牽引した、 佐藤惣之助率ゐる同人誌が「詩之家」であり、アンデパンダン制をとって種種雑多なタイプの詩人達が集った。これは結社唯一のアンソロジーであるが、序言における、 本文における主宰者佐藤惣之助の扱ひに、むしろこの雑誌が「椎の木」とともにこの時代の詩史を先導した理由が感じられる。ただし一九三二年春季版とあるが続巻は出ず、 大冊にも拘らず大学図書館、国会図書館などにも所蔵登録がない。詩話会の刊行した『日本詩集』と較べると稀覯であり、原文の公開に踏み切った。 「椎の木」アンソロジーの『詩鈔』『詩鈔U』『春燕集』、 抒情詩社の『一九二七年詩集』に収められた詩人達と合せれば、昭和初年期を賑わした有力新進詩人をほぼ概括することができよう。

作品につきましては、詩人の顕彰・非営利・著作権者の探索困難を理由に公開を先行してをりますが、 事情により非公開を望まれる著作権者の方には御一報頂ければと存じます。


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