(2012.12.14up / 2019.5.18update) Back
村瀬藤城 筆跡
村瀬藤城 色紙 (2012年12月購入)
永禄餘威及慶長
遺蹤山聳水茫々
軽鷗不管英雄盡
拍々閑浮迎埜航
舟行過岐阜山下即目 藤城老圃
永禄(岐阜城主織田信長)の餘威は慶長(織田秀信)に及ぶ
遺蹤の山は聳え、水(長良川)茫々たり
軽鷗は管せず、英雄の盡きるを
拍々として閑かに浮き、埜航を迎ふ
舟行、岐阜山下を過ぎりての即目 藤城老圃
村瀬藤城 短冊 (2019年4月購入)
閑行未輙易治裝
兔脱上程眉始揚
詰旦磨鍼先一快
漫天鴨冴ユ湖光
褧
上京の道中
閑行(のんびり旅)、未だ輙(たやす)く治裝(※旅装)を易へず。
兔脱の上程(飛び出しての道のり)、眉はじめて揚ぐ
詰旦(早朝)の磨鍼(摺針すりばり峠)、先づ一快。
漫天の鴨(琵琶湖の色)、湖光を瞰る。褧