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野村藤陰 のむらとういん (1827 文政10年 〜 1899 明治32年)


碑石


掛軸 (2008年2月購入)

掛軸

夢魂驚醒五更鐘
殘月光沈霜色濃
起坐養來平旦氣
更無外物接心胸

霜暁聞鐘 藤陰老逸 煥

夢魂、驚き醒める 五更の鐘
残月、光沈んで霜色濃やかなり
起坐、養ひ来る平旦の気
更に外物の心胸に接するなし

霜暁、鐘を聞く 藤陰老逸 煥

印譜   印譜


掛軸 (2019年3月購入)



秋英彭澤先生賦 辛巳季秋
春水滄浪孺子歌 藤陰逸人


(明治14年9月)




掛軸 (際遇)

参考画像


掛軸 (際遇)

参考画像


蝶舞鳥歌駘蕩風
香雲堆裏簇遊驄
誰能思及征西士
尚在劔花弾雨中
 丁丑四月霞間渓看花 藤陰逸人

蝶舞ひ鳥歌ふ駘蕩の風
香雲堆裏、簇りて遊ぶ驄(葦毛馬)。
誰か能く思ひ及ばん、征西の士の
尚ほ劔花弾雨中に在りしことを。


丁丑(1877明治10年)四月、霞間渓(鎌溪)看花 藤陰逸人


巻之二6丁「鎌渓看花」


掛軸 (2021年際遇)


 

腐儒何幸飽香腴
雪片錦花堆玉盂
不数盛脯池肉林
把他碧海作庖廚

腐儒、何ぞ幸ひなる、香腴に飽けるを。
雪片錦花、玉盂に堆し。
数へず、脯池肉林の盛れるを。
他の碧海の庖廚を作せるを把る。

勢海観打魚 藤陰生 煥


巻之一31丁「帰途、四日市の印田某を訪ふ。某、大夫及び余を其の海浜に招き打魚を観る。頗る壮観也。此を賦して以て主人に謝す。


掛軸 (2021年際遇)

 


不採羞自献
寂寞托溪山
忽被春風觸
吹香到世間
 藤陰逸人

自献を羞(すすめ)るを採らず※
寂寞として、溪山に托す
忽かに春風の觸るるを被れば
香を吹いて世間に到らん
 藤陰逸人

※「自靖自献:自らやすんじて献身する」


巻之一23丁「


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